全ての科目に対して、線から面への広がりを伝えます。

「英語だけみてください。」「数学だけお願いします。」こういったご要望をいただくことがあります。

しかし、S・P・Cでは全ての科目をそれぞれ別個のものではなく、相互に関連したものとして捉えています。

そして、特にその関連の中において重要なのは「国語」です。

「国語なんて母国語なんだからあえて学習する必要ないでしょ。」と後回しにしている方が多くいらっしゃいます。

しかし、私たちが見てきた生徒のうち、国語をおろそかにしている子は必ず中学校でつまずきます。それは科目としての「国語」に限ったことではなく、英語、数学、理科、社会、全てにおいてです。

なぜ、国語ができないと全ての科目の学習が破綻するのか。

例えば、多くの中学校では「日本語」で英語の授業をします。そこで、

「この文に出てくる”well”という単語は副詞ですか、形容詞ですか?」

と聞かれたとします。

この時、副詞や形容詞の役割を理解していない子は、仮に”well”の意味が分かっていたとしても答えようがありません。

副詞や形容詞の役割は小学生の時、国語の授業で教わったはずなのに、、、

ここで、忘れてしまった本人を責めるのはあまりにも酷です。なぜならば学校の授業では文法をサラーっとしかやらないからです。

しかし、国語の文法で学んだことは英語の文法学習にかなり応用できるのです。副詞や形容詞の役割は基本的に日本語でも英語でも同じなのです。

さらに、大学へ進めば 「第二外国語」で英語以外の言語も学習することになりますが、その時も国語をよくよく理解していれば、習得が早くなります。

 

英語に限らず、数学についても同じようなことが言えます。

例えばみなさんが苦手な文章題。多くの場合は文意把握できず数式を組み立てることができない、読解力不足です。

しかし、実社会では数式が用意されていることなどないですよね。

「原価7500円の品物に20パーセントの利益をつけて販売しましたが、残ったので3割引にしたら売れました。赤字額はいくらでしょう。」

こういった計算は瞬時にできなくてはなりません。

ここでも国語力がモノを言います。

理科も社会も同じです。

ここでは国語と他の科目のつながりにについて書きましたが、全ての科目は相互に関連しています。

S・P・Cでは、全ての科目に対して、線から面への広がりを伝えます。

国語を勉強したら英語がもっとできるようになった!

一石二鳥どころではありません。一石五鳥です。